介護に欠かせない洞察力を磨こう!
介護の仕事は、洞察力が重要なスキルの一つです。高齢者や障害者の世話を行う際に、相手から何を求めてられているかについて、敏感に察知する感覚が欠かせません。また、要介護者は体に異変があったとしてもうまく伝えられない場合が多いことから、異常をいち早く察知することができる洞察力の必要性は高いのです。
生まれつき洞察力に自信がある人であれば、介護の仕事は上手くこなせる可能性があります。また、洞察力にはあまり自信がない人であっても、訓練次第では、洞察力のスキルアップが可能です。洞察力のスキルアップに役立つヒントとして、相手をよく知って強い関心を持つことがあげられます。対象に何ら興味を持たなければ、観察に必要な集中力が保てなくなります。もちろん介護の仕事の場合も、要介護者への関心がないと自然と観察もおざなりになり、結果として重大な予兆を見落としてしまう事態が生じます。
そこで、介護の仕事で相手に対して関心を持つためには、普段から要介護者に関する名前や性格、その他の特徴などの詳しい情報を記録することが役立ちます。仕事を通じて知った情報は記憶だけに頼らず、こまめにノートに記録する心掛けが大事です。記録をきちんと残しておけば、情報を忘れる心配はなく、また転職などで職場を離れる場合にも後任者に情報を引き継ぐことができます。実際に介護現場では、要介護者に関する細かい情報をノートにこまめに記録して、仕事に活用している介護スタッフが多いのです。